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「選挙後、レディー・ガガが”トランプ嫌い”と叫んだ」という報道は誤訳。真意は…

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共和党のドナルド・トランプ氏が勝利を収めた、先日の大統領選。

対立候補のヒラリー・クリントン氏を支持していたレディー・ガガさんは、トランプ氏の当確直後、彼が所有するトランプタワーの前で、紙に書いたメッセージを掲げました。

Lady Gagaさん(@gagadaily)が投稿した写真

 
その印象的な姿が、日本でも取り上げられましたが…

 
一部で報じられた内容には大きな誤りがあると、ロサンゼルス在住のkemio (@mmkemio)さんはいいます。

 
プラカードに書かれていたのは、“Love trumps hate”=「愛は憎しみに勝つ」

過激な演説を行うトランプ氏に対抗し、クリントン氏が使用していた決起のスローガンです。

 
ガガさんが、警察に退去を命じられた後に叫んでいたのも、この言葉でした。

つまり…、kemioさんの言う通り、彼女が伝えたかったのは少なくとも「トランプが嫌い」などという、個人的かつ感情的なメッセージではなかったように思います。

 
政治経験を持たない型破りなトランプ氏と、当選すればアメリカ初の女性大統領となるクリントン氏との間で、稀にみる激戦の様相を呈した今回の選挙。

誰もが注目するドラマチックな対立構造を有していたからこそ、日本国内においても、過度にエンターテイメント化されてしまった感が否めません。

 
国家として、大きな変化を迎えつつあるアメリカ。深い親交を持つ国として、今はもう少しだけ、その動向を静かに見守るべきだと感じました。

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