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人に怯えるボロボロの捨て犬の信頼を取り戻すため、獣医が取った行動がとても温かい

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先月29日に、安楽死させることも考える必要があるほど弱りきった1匹の捨て犬に出会った獣医のアンディー・マティスさん。

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グレイシー・クレアという名のその犬は、脱水症状と低体温症だけでなく、膣の一部が外に飛び出してしまう「膣脱」という症状も抱えていました。
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自分1人では対処しきれないと判断したマティスさんは、グレイシーをジョージア大学の病院へ連れて行くことに。

結果、脱水症状が治療され、膣脱の状態も少し改善されましたが、血中濃度がとても低く危機を脱したとは言えない状態でした。
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そのため、グレイシーを自分のクリニックへ連れて帰り、引き続きケアを続けることにしたマティスさん。少しずつ体調は良くなってきたものの、グレイシーはどうしても人を怖がってしまいます。

 
そこでマティスさんは、「新しい飼い主さんが見つかる前に、身体的にも精神的にも回復して欲しい」という思いから、ある行動を取ることにしました。

それは、「ケージの中で一緒にご飯を食べること」。
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始めはマティスさんのほうを見るばかりでご飯を食べようとしないグレイシー。

 
しかし、マティスさんも自分と同じ銀色の犬用フードボウルからご飯を食べているところを見て、安心することができたのか、ご飯を手に取って促してあげると美味しそうに食べ始めてくれました。

時折視線を合わせ、黙々とご飯を食べる2人の姿に、とても温かい気持ちになります。

5万件以上の『いいね』が集まり、9万回以上シェアされたこの動画には、「この人を心から尊敬する」「とても素敵な食事風景だ」など、たくさんの称賛のコメントが寄せられました。

マティスさんのお陰で、グレイシーがもう1度人間に心を開くことができるようになる日も近そうですね。

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